長谷川京子という一人の女性を見たい場合は、この写真集を見るべきです、いや・・・・むしろ見たほうがいい。それとこの写真集で意外性があるとすれば、1回だけで見るんじゃなくていろいろな状況や気分の違いで大変面白みがある写真集だと思います。
等身大の長谷川京子おすすめ度
★★★★☆
前作「京風」がいかにも「タレント写真集」な作りだったのに対し(水着写真は今では貴重だが)、今回は彼女のセルフ・プロデュースという売り文句通り、彼女自身が今見て欲しい「長谷川京子」そのものの姿が的確に捉えられた作品となっている。露出度が低いのは残念ながら仕方ないが、時を同じくして発売された伊藤美咲のバカデカ写真集の勘違いしたアート(?)路線より遥かに好感が持てるのは、写真自体に生活感というか、読者が彼女を身近に感じられるようなリアリティがあるからだ。下着姿やローライズのジーンズから覗くピンクのパンツもわざとらしくないエロスを醸し出している。ただ、シンプルな写真でもやっぱり綺麗だなと感嘆させるのは素材の良さでしょう。
男性向きでは…おすすめ度
★★★★☆
本の構成は、モノ11P・カラー48P・モノ15P・カラー32P・写真家2人のコメント1Pずつ・本人のコメント1P、となっています。「すっぴんの写真集」が狙いなのでしょう。その狙いは成功してますが、「寝起きの写真集」という意地悪な見方もできます。裸の背中が見える写真も3Pほどありますが、いわゆるグラビア的ものは皆無といっていいでしょう。スタイルが悪く見えるアングルをわざと使用したりもしています。まず、女性に手にとって欲しいという製作者の意思は明らかです。男性でも、サブカル的な文脈にのれる人ならお勧め。綺麗で明るい彼女、水着姿の彼女を、この「PHOTO BOOK」求めてはいけません。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!