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愛の流刑地

鶴橋康夫
おすすめ度:★★★★★
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共感するか、拒否するか
おすすめ度 ★★★★★

賛否が分かれる作品だとは思いますが、必ず誰もが潜在的に持っている「人の美しさと愚かさ」が描かれています。それを的確な配役で表現していると私は感じました。

この作品はシラフで見るよりは、酒に酔いながら、または恋人とベッドに寝そべりながら見ることで共感しやすく楽しめるのではないでしょうか。
ロミオ&ジュリエットや失楽園、東京タワー等の「人間としてありえない」作品が嫌いな人はパスした方がいいかもしれませんが、好きな人にはオススメです。

個人的には「愛する人に殺されたい」気持ちがわかるので面白かったです。

不倫等の関係に悩んでいる人が見れば、少し気分が楽になるかもしれません。



素晴らしく美しい。これこそが究極の愛!
おすすめ度 ★★★★★

映画で泣いたのは初めてです。
特に裁判中の菊治の『この裁判は何もかも違っている』『死にたくなるほど人を愛したことがあるんですか!?』と最後の冬香の手紙に共感しすぎて涙ちょちょ切れです!

出演者の演技も皆素晴らしかったと思いますが、ただ一人ハセキョーの演技がかなり浮いていてそこだけが残念でした…。

でも本当にこれ以上の傑作はないと思うので星5つ。



豊川悦司が良かった
おすすめ度 ★★★★★

映画館では冒頭のセックスシーンに圧倒されて法廷の場面では退屈してしまったが、DVDでまた観ると違っていた。
トヨエツの表情の変化や美しい画像が印象に残った。
エクスタシーを知ってしまった主婦がセックスに溺れていく場末が哀しいが…。女を忘れてしまっている女性に是非観て欲しい。



思ったより良かった
おすすめ度 ★★★★☆

不倫モノは、基本的に嫌いな私ですが、「愛の流刑地」は思ったより良かったです。

恐らく、寺島しのぶさんが元々持つ品だとか、トヨエツの持つ魅力によるものだと
思いますが。 でももう少し、二人が精神的に惹かれていく様子が描かれていれば
よかったと思う。 あれでは、何だか寺島しのぶが 単純に性に溺れていく不幸な
人妻っていう感じがする。

長谷川京子の演技はどうにかならなかったものか。 あの映画で妙に一人だけ
浮いてしまっていたし、無理やり露出度の高い衣装で見苦しかった。



豊川悦司の静かなる熱情
おすすめ度 ★★★★★

 豊川さんの演技に尽きる。
 原作者は好きではないが,表現者たる豊川さんの役どころが「何もかもが間違っている」と,表現し尽くせぬ思いを吐露するところは圧巻。
 回顧シーンが進むにつれ,寺島さんが美しくなってゆく。
 所々ふと冷めてしまったのは,検事を演じる長谷川さんの演技。全体の雰囲気に全くそぐわない。主人公の人生に自己を投影し,葛藤し,同じように苦しむ女性検事でもよかった。彼女だけがこの映画の反省点ではないか。
 理屈はともかく,今,破滅する男を演じさせたら豊川さんの右に出る俳優はいまい。全体の統一された空気感に星5つ。



細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★

とても面白いじゃないですか 。値段の割には上出来。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



概要
渡辺淳一の同名ベストセラー小説を原作に男女の愛の深層心理を官能的につづったラブストーリーの問題作。情事の果てに女(寺島しのぶ)から「殺して」と言われてその首を絞めた男(豊川悦司)。警察もマスコミも彼を責め立てる中、後半は裁判劇となり、誰にも理解できない2人だけの愛の関係性が観る者に訴えかけてくる。監督はTVドラマ界のベテラン・ディレクター鶴橋康夫で、これが初の映画演出となったが、さすがに最近の若手とは面子の数が違うというか、手練手管の映像演出と、初の映画ということでのみずみずしさが巧みに同居している。また事件を扱うマスコミの描写などから、鶴橋監督ならではの社会性もチラホラ見え隠れする。まさに公開時、そのマスコミがおもしろおかしく騒ぎ立てた官能シーンなどよりも、男女の心理そのものこそが深く心に染み入り、鑑賞後も深く尾を弾く作品に仕上がっている。ただし全体の音楽に関してはもっと深く熟考すべきであった。(増當竜也)

長谷川京子 動画

長谷川京子



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