不世出の天才おすすめ度
★★★★★
アルコール中毒、奇術、呪術、ドラッグ、テレビ業界、スプラッターホラー、中島らもの著作を読んだ人であれば、どれも中島らもが関心を持っていた分野を融合させたエンターティメント作品であることがわかると思います。
特に、新興宗教の怪しさを書くことは、当時のタイミングとしては
なかなかできないことだったと思う。
直木賞候補にもなった作品なんですが、残念ながら選からは漏れています。
中島らもの良いところ、「達観」「中庸」が 賞レースのような「自己主張」にはなじまなかったのかもしれません。
もう中島らもには会えませんが、彼の作品には会える。
私のオススメは「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」「お父さんのバックドロップ」「今夜、すべてのバーで」 です。
人って、男ってどうやって生きて行ったらいいのかな?
そんな私の疑問に いつも真正面から応えてくれた 中島らもさんに ★5つ。
最高でしょうおすすめ度
★★★★★
今読了したところですが、興奮おさまりません。呪術やアフリカの話は、他の人のレビューを参考にしていただくとして、皆にはイマイチ不評な三巻目に作者の奇才が現れていると思います。
ものすごく丁寧に表現、設定されている人物が、もったいなくもあっさり死んでいく現実…。
映画「ワースト☆コンタクト」に通じる驚きがありました。
最後に一言!
「らもさん、あんた、ほんまは全員殺したかったやろ〜!」
稀代のエンターテイメント小説おすすめ度
★★★★★
本の内容・解説は他の方々に譲るとしまして、
いや本当に寝食を忘れて読み込んだのは久しぶりです。
読書に親しんでいらっしゃる方ならわかって頂けると思いますが、
こういう体験ってそうそうあるものではないんですよね。
今もかなり眠いですが、幸せな時間だった…。
本当に日本は惜しい方を亡くされましたね。故人のご冥福をお祈り申し上げます。
最高に面白い冒険小説おすすめ度
★★★★★
第1巻を一言で要約するなら『新興宗教危機一髪』。新興宗教にはまっていく妻を取り戻さんと奮闘する大学教授(と言っても、全然格好よくない。映像化するならキャストは蛭子さんかなって思うぐらいの冴えなさだ)からスタートするんだけど、新興宗教の詐欺の手口をこれでもかってぐらい暴露していく面白さ。
中島らもは衒学的だとはよく言われるけど、シナリオに密接に絡みついてるから面白いことこの上ない。現代日本を舞台にして、よくぞここまで面白い冒険小説を書いたものだと思う。世界に誇りたいエンタティメント。お勧めです。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。値段の割には上出来。
買って良かったと思います。