おそらくこの3巻で目立つのは鬼太郎の「幽霊族」ならではの妖術だとか、幽霊や妖怪を信じない、人間に対しての「お化けは居ます」と主張する水木先生の強い思いでしょう。信じない人間には鬼太郎は容赦なく、とことん恐怖に陥れます。一番墓場鬼太郎の怖さを感じさせる巻だと思います。僕は大好きです。本当に墓場の好きな方にはかなりお勧めですよ!!
シビれる第三集おすすめ度
★★★★☆
第三集のみどころはふたつ。
ひとつは「ちょっと頭が足りない鬼太郎」。
第6話「水神様」では行き当たりばったりの求職活動の末、借金取り立て屋の職を得るものの、何の工夫もない取り立てがうまくいくはずもなく、最後は悪ふざけの挙句水神を怒らせてしまう。
また水神に生け捕りにされたラストでは忌み嫌うねずみ男の救出を本気で拒もうとする。ねずみ男への服従は一時の方便と説く怜悧なニセ鬼太郎との対比が面白い。
現代社会を生きる私達は狡賢く打算的なニセ鬼太郎にはなれても、ピュアで気ままな鬼太郎のような生き方はできない。私が墓場鬼太郎に魅かれる理由の一つかもしれない。
もうひとつは「モノノケとしての鬼太郎」。
第7話「人狼と幽霊列車」のラスト・幽霊列車のエピソード、第8話「怪奇一番勝負」では全編を通じて、第2話以来久々に人間を破滅(=死)に追い込む怖い鬼太郎が帰ってくる。
特に第8話の押入れから飛び出した金丸と村田をかわす鬼太郎のシーンは何度見てもシビれる。そういえば水神もしびれ薬には弱かったっけ。もう病みつきである。
やっぱり買ってしまう3巻おすすめ度
★★★★★
1巻と2巻を観て、墓場鬼太郎のダークで幻想的な世界に魅かれてしまいますと、やはり3巻も続けて買ってしまうと思います。私もその1人で、今回もそうした世界の魅力は1巻、2巻と同様で、TV放映を観ていないこともあり、新しい墓場鬼太郎の話が観れるのは嬉しいし、楽しいです。
2巻は「ちょっといい話」だったと思いますが、この3巻は、切り落とされた手が、空き家のようなアパートの中を包丁を持って走り回るというシーンや、ハッと気が付いたら、実は捨てられた●●の中だったというシーンがあり、怪談らしい怪談話という要素が強いと思います。私の好みはどちらかと言えば「ちょっといい話」の方ですが、こうした話が好きな人はより楽しめると思います。
少し残念だったのは、1巻と2巻で私が好きな、地獄を散歩するシーンのような幻想的なシーンが入っていないことです。しかし、1巻と2巻を続けて観た人はやっぱりこの3巻も続けて観るでしょうし、その1時間強の間、ダークな鬼太郎の非日常の世界に入り込めることは間違いありません。そのため、評価は星5つにします。
墓場鬼太郎 第三集 予約済みですおすすめ度
★★★★★
第6話『水神様』
第7話『人狼と幽霊列車』
第8話『怪奇一番勝負』
TVも見ましたが兎に角オモシロイ★5です。
届くのを心待ちにしています。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。TOP100ランキングに入っているのでご存知の方も多いと思いますが、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。