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殺人狂時代

岡本喜八
おすすめ度:★★★★★
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日本にもこんな面白い映画があったのか
おすすめ度 ★★★★★

 某wikiでカルト映画として存在を知り、好奇心本位で試聴。
 あまりの面白さにびっくり。
 殺し屋の設定とか今ちまたで氾濫している暴力漫画にもまったく、その造形において引けをとっていない。
 隠れた名作に出会えたことに感動する一方で、こんな面白い映画をお蔵にする当時の日本映画界とは一体……、っと複雑な気分でした。



最後のヲチが未だに謎〜
おすすめ度 ★★★★★

まさかこの映画がDVDになっているとは思いませんでしたw
それだけ問題発言が多い映画ですが(笑)
思わず買ってしまいましたが後悔はありません。
この映画、一度見るとあっけにとられ二度三度見るとスルメのように味の出てくる
摩訶不思議な映画です。
殺人を喜々として語り己が犯罪哲学に殉じる天本英世さん演じる溝呂木博士と
飄々としながら映画の全キャラクターを手玉にとる主人公桔梗信治=仲代達矢の
死屍累々の対決が物凄いですww
巻き込まれて死ぬのはどうしようもない殺し屋の悪人ばかりなので良心も痛みませんw
どんでん返しに継ぐどんでん返し。
最後の最後まで気が抜けません。
音楽の使い方も演出も40年前とは思えないほどの新しさです。
白黒映像ですら演出に見える妙。

最後に信治さんの正体は何者だったんでせう(笑)



仲代達矢×天本英世!
おすすめ度 ★★★★★

詳しいメッセージ性はよくわかりませんが、単純なブラックユーモアとして楽しめました。最後まで正体不明な主人公、悪の科学者が似合う天本さんなども魅力的であるが、私が一番印象的であったのは、団令子の、馬鹿な人たち許せなかった!、といった一言が強い!買って観てください!



スラップスティック?
おすすめ度 ★★★★★

冒頭から怪演する天本英世!異次元のようなセットから始まる。突然仲代達矢の登場!サスペンスコメディーかと思ったら、スラップスティックコメディーだった(笑)見事に見ている者を裏切る惚れ惚れするほどの、岡本喜八監督の傑作映画である。「ああ爆弾」ほどはちゃめちゃではないが、公開当時はお蔵入りになったとか。今見ても充分楽しい。この映画と鈴木清順監督の「殺しの烙印」から、あの「ルパン三世」が生まれた事をご存知の方も多いと思います。



ブラックユーモアに溢れた傑作
おすすめ度 ★★★★★

他の作品と雰囲気は違えど岡本作品です。仲代のとぼけた演技、団のお色気、マッドサイエンティスト・天本の怪演!はまり過ぎです。OP、EDのアニメーション、美術のセンス、カメラワーク(肉塊越しに仲代たちを捉えているショットは紛れもなく喜八の刻印!)、カッティングの妙、すっとぼけた煙に巻くラスト(笑)。お洒落で、粋で、チープさ加減も含めて、相変わらず面白いです。こういう作品を楽しんでしまう我々観客の心理までも皮肉っている訳ですから、いやはや何とも…。



上出来
おすすめ度 ★★★★★

これが発売されるのを心待ちにしていました 。これは買わねばならないでしょう!
ホント満点を付けても良い出来です。



概要
マザコンの犯罪心理学者・桔梗信治(仲代達矢)は、溝呂木博士(天本英世)率いる人口調節のために無駄な人間を抹殺する“大日本人口調節審議会”の殺し屋たちに命を狙われるはめに。しかし悪運が強いのか単に偶然か、桔梗は彼らをことごとく撃退し、やがて自分の身体に隠された秘密を知ることになるのだが…。
岡本喜八監督が残した全39作品中きわめつけのカルト映画として知られるサスペンス・アクション・コメディ映画の怪、いや快作。原作は都筑道夫の『飢えた遺産(なめくじに聞いてみろ)』で、岡本監督は全編ブラックユーモアに満ちたマンガチックなテイストでこれを押し通したものの、試写を観た会社上層部は恐れをなして半年間オクラ入り。その後、宣伝もろくにされないまま1週間の封切りで一旦姿を消したものの、後の名画座上映で映画ファンの圧倒的な支持を集めて奇跡的に甦ったという、いわく付きの作品である。尋常な精神の持ち主がほとんど出てこないのもグロテスクだが、妙にすっとぼけた味わいがそれを巧みに緩和し、実は娯楽映画としてきちんと万民が堪能できる仕上がりになっている。岡本映画の闇(!?)の魅力を知る上でも欠かせない作品ともいえるだろう。(増當竜也)

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