本当に恐ろしい噺おすすめ度
★★★★★
高価になりますがどうぞ全編お聞き下さい。
「素ばなし」といわれるジャンルに分類されるもので、
いわゆる怪談噺ではありません。
しかし怖いのなんのって!
効果音や演出に頼らず、単なるスタジオ録音なのに
この怖さは圓生師匠の高い技量に依るのでしょう。
前半のクライマックスは勿論「豊志賀の死」です。
古今亭志ん朝師匠もここだけ単独で演じておられます。
業病に憑かれた豊志賀の嫉妬、妄執は実に恐ろしく、
いいトシをして夢に見ました。
後半は「お累の自害」です。
人が変わった新吉の残酷さに身の毛がよだちます。
瞼を閉じても開いても情景が眼に浮かぶようで、
聞いてしまった事を後悔しつつ、どうしても
終いまで聞かずにはおられません。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!