ロックバンドのドラマーがドラムを叩かず、スタンダードナンバーを気持ち良く歌うだけのアルバムおすすめ度
★★★★★
70年代から、こういうスタイルは有りがちになりましたが
そのさきがけとなったアルバム、これはビートルズのリンゴ・スターだから許された所業ですね(笑)
リンゴお気に入りのスタンダードナンバーを、ビッグバンドをバックに飄々と歌っています。
”I Wanna Be Mr.Sinatra”といったところでしょうか? (そんなわけない!)
ノスタルジックなジャケデザインが秀逸、時々無性に聴きたくなる味わい深いアルバムです。
Happyですてきなアルバム♪おすすめ度
★★★★★
なんだか辛辣なレビューを書いている人が多くてびっくりしました。こんなすばらしいアルバムなのに!
音楽を音楽として楽しめる人にはすばらしい内容です。買って損ありません。
すばらしくご陽気なアレンジ、どこまでもhappyな歌声、私はこのアルバムで、Ringo Starrっていうひとりのアーティストを発見しました。「Love Is a Many Splendored Thing 」(慕情)のアレンジなんか最高じゃないですか!!
いろいろ語りたがるひとはそっとしておいてあげましょう。
Van Dyke Parks,Brian Wilson、Umekichi、Martin Denny…ここら辺にビビッとくる人には宝物になるアルバムですよ!!
スタンダードに興味がない人にこそ勧めたいおすすめ度
★★★★★
よほど好きな人を除けば、スタンダード音楽というものに主体的に触れる機会はあまりないだろう。
そんな手合いのビートルズファンにとって、リンゴ初のソロアルバムがこれだったというのは何かの因縁だ。だから、このアルバムを安易に無視してしまっているビートルズファンは、今一度考えなおしてもらいたい。
確かに、ロックやポップしか聴かない人にとってこういうのは表面上つまらないかもしれない。何かはっきりしない違和感のようなものもあるだろう。しかし、何かを発見してそんな違和感のようなものがなくなったとき、翻って発見の波がどっと押し寄せてくる。少なくとも私はそんな経験をさせてもらった。
スタンダードに興味がない人にこそ、お勧めしたい。
すばらしい
おすすめ度
★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
買って良かったと思います。
概要
リンゴ・スターがビートルズ解散後に発表した初期のソロ・アルバムは、芸術的制約からの解放とそれまでの過小評価を覆すチャンスを大いに楽しむアーティストの姿を浮き彫りにするものだ。ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンがビートルズ時代とあまり変わらない音楽をやっていたのに対し、リンゴは2枚のまるで毛色の異なるアルバムを制作した。アメリカ音楽を代表するスタンダード・ナンバーを集めた、ティン・パン・アレイのトリビュート・アルバムと言えそうな本作『Sentimental Journey』と、ストレートなカントリー&ウエスタン集『Beaucoups of Blues』である。ちなみに伝説によると、リンゴは両親のために本作をリリースしたのだとか。 発表当時は多くの評論家を困惑させた本作だが、くつろいだ雰囲気の中に不思議なメランコリーを感じさせるのが妙味となっている。それなのに、リンゴ自身は喜々として多彩なアレンジとたわむれているようだ。そのアレンジを手がけたのは、ジョージ・マーティン、エルマー・バーンスタイン、クインシー・ジョーンズ、ポール・マッカートニーという一流のプロデューサー / アレンジャー陣。ビートルズ以降にリリースされた諸作中、最高とは言いがたいが、もっとも奇妙で意表を突いた内容であることは間違いない。(Jerry McCulley, Amazon.com)