いよいよタイガースアイの章ということでどうなるかどきどきして観ましたが原作を損なわず、且つ、映像化でハードなセリフはさすがになかったですがうまいこと話の流れがスムーズで、観終えてから例のセリフがない! と気づいたくらいです。声に絵がついて動いているのを観るのは興奮しますね。直江と高耶さんの絡みシーンは恥ずかしいけど見たい!! といった感じでTVの前でヒートアップ間違いなし! 第3章も非常に楽しみな1枚でした。
高耶と直江の哀しみと憎しみおすすめ度
★★★★☆
第1章より、人物の表情が綺麗です。人物が遠景に引くと煩雑さが見られるのは同様ですが、シーン毎に顔つきが違って見えた前作のアニメや第1章より、安心して見ていられます。高耶の可愛らしいキャラデザインも「景虎」に豹変する時にかえって印象的です。
京都のホテルでの、高耶と直江のシーンは、原作小説で30ページあまりのシーンをほんの6~7分に収めているのでカットされた台詞もかなりあり、原作ファンには物足りない部分もあるかもしれませんが、主要な部分は多少場面は前後しても描かれており、際どいシーンも綺麗にまとめられて満足のいく仕上がりだと思います。
原作の台詞にはない、高耶と直江の心情を表す文章がここでは、2人の表情と台詞、音楽だけで表現されています。高耶と直江のお互いに対する怒り・憎しみ・哀しみと、高耶の動揺・屈辱、直江の高耶に対する憎しみを孕んだ愛・諦めが胸に迫ります。特に、直江の冷たく自虐に満ちた表情から怒り・哀しみへと変化していくところは見所で、1つ1つの場面に惹きつけられ目が離せません。声優さん2人の声が本当に素敵です。欲を言えば、直江が高耶から身を引く場面は、原作通り丁寧に描いてくれると嬉しかったですが、贅沢かな。直江役の速水さんが高耶役の関さんと「目を見交わすだけでピタリと合う」という調伏シーンも注目。高耶のタイガース・アイを強調するところで、目が金色に光るのはどうかと思いますが…。
で、何故星4つかというと、何せ本編が31分は短い。直江役の速水さんのインタビューも今回は11分ほど。直江と同じ柔らかな低音、直江が座ってるかのような演出は素敵ですが。アニメのリテイクではないので難しいのかもしれませんが、もうちょっと本編が欲しいところです。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!