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四万十川―あつよしの夏 (河出文庫―BUNGEI Collection)

笹山 久三
おすすめ度:★★★★★
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シリーズに中ででbP
おすすめ度 ★★★★★

この作品は主人公あつよしが大人になるまで続くのですが、この第1作がずば抜けて感動的です。ページ数も少なく、字も大きめなので分量という点では少ないですが、印象的なシーンがいっぱいありました。特に父親との関係や、兄弟、姉妹との関係が実に生き生きと描かれていて買ってでも読む価値はありますよ。特に水のきれいな(エメラルドグリーンで淵の底まで見える位にきれいなという意味です)で泳いだ経験があると、この小説の文章がいかに自然を的確に描写しているか理解できます。今から20年近く昔、最初に読んだ時より、田舎に転勤し澄み切った流れとともに生活するようになった今の方が感動が増している貴重な本です



生きるとは何か
おすすめ度 ★★★★★

 約15年ぶりに読み直しましたが、全てが新鮮でした。人が人として生きていく上で無くしてはいけないもの、忘れてはいけないもの、大切のものがこの本から伝わってきました。 

 読んでいる内に、四万十川の大自然の中で生きている人々の様子が鮮明に映し出され、いつの間にか自分が主人公の少年と同級生になり、その場所で生活をしていました。そこにも、「いじめ」とか「喧嘩」はありましたが、現代のものとは違います。そこには、自殺とか犯罪はありません。

 私はこの本を読んで「生きる」「生活する」というは何かということを改めて教えてもらいました。

 方言が頻繁に出てきますが文章の流れで理解は出来ると思います。初版が昭和63年ですが、今だからこそ読んで見る価値があるように思います。現代社会に何が欠けているのか、そのヒントがあります。私はそれを感じました。


心の成長を経て小三の男の子が変身
おすすめ度 ★★★★★

小三の幼い男の子が心の成長を経て、ちょっとたくましい少年に変身する、男の子なら誰もが通るであろうそんな時期を、四万十川流域で暮す「あつよし」もある時迎えたと言うことでしょう。「あつよし」とあつよしの家族の暖かい情愛が一杯に描かれていて、ほのぼのとさせられます。何を考えているのか分からないように見える子供でも、それなりに感じて成長しているのがよく分かります。
この本を読む子供たちにも、ここに描かれているような素朴な素直さや思いやりを持って欲しいし、またそんな気持を理解して欲しい。



家族とは?
おすすめ度 ★★★★★

私は以前から「四万十川」に嫉妬を感じていた。それは日本で唯一の清流。
そして、天然うなぎの宝庫なのだ。ただ、その嫉妬からこの本を注文し、ぺ‐ジを捲った。そこには、想像以上の四万十の自然と、その自然から生まれる清らかな心を強く感じる。家族とは?純粋に家族!改めて「四万十川に嫉妬」を持つことになった、素晴らしい感動の一冊です。



大人にも子供にも
おすすめ度 ★★★★★

小5の娘の参考図書にと買ってみた。心情を読み取る物語文用という実用目的。ところが娘は勉強で忙しいのでビール片手に先に読む。美しい清流で有名な四万十川が舞台。鮎が泳ぐ興津川や蛍の舞う芦屋川を思い出す。普段はおとなしい主人公・あつよしが子猫の生命を守る為に身体を張る物語。大人はもちろん、子供の心の栄養の為にもおすすめ。



納得の出来
おすすめ度 ★★★★★

非常に素晴らしい一品だと思います 。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



笹山久三 動画

笹山久三



yasu 笹山久三 甲賀三郎