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大人の見識 (新潮新書 237)

阿川 弘之
おすすめ度:★★★★★
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タイトルの意味
おすすめ度 ★★★★★

このタイトルで出版した際の影響力を著者は知っていたと思う。
最後のページの漢字1文字には、
「この本も鵜呑みにするな。自分でゆっくり考えなさい」
という著者の思いが込められているのでは。
そうすることが「大人の見識」だと。
阿川弘之という名前、5ページ程度でも他の新書1冊分に
匹敵する含蓄のある内容、それらに圧倒されながら読みましたが、
最後の1ページに救われました。



“Study to be Quiet”
おすすめ度 ★★★★☆

日本人の国民性を一言で言うと、「勤勉」「几帳面」と言うお定まりの言葉と同時に出てくるのが「軽躁」と言う言葉だそうです。
この「軽躁」と言う言葉の意味は、「落ち着きがなく、軽々しく騒ぐこと」と言うことのようです。
言われてみれば、確かに、日本人はその時は大騒ぎするけれど、すぐに忘れてしまうことが多そうです。
熱しやすく、冷めやすい。
かつて、武田信玄はこの「軽躁」の反対の言葉「静謐」を求めました。

更には、今昔物語を引いて「和魂(やまとだましい)」と言う概念がもともとあったんだと語ります。
「和魂」とは、「日本人なら持っていて然るべき大人の思慮分別」です。
これが、太平洋戦争中は、「大和魂」と言う形で歪んで使われてしまったとしています。

こうした考え方は、英国の「知恵(wisdom)」に非常によく似ており、武士道とジェントルマンと言う概念は似たところが非常に多いと語ります。
そこから、この「知恵」と「ユーモア」、「フレキシビリティ」の大切さを訴えます。

今日本人に必要なことは、“Study to be Quiet(静かに過ごすことを習え)”だとしています。

確かに、もっとじっくり落ち着いて考え、行動する癖を付けた方が良いのかも知れません。



筆者の思いいれが深い、二章と四章がとてもよかった。
おすすめ度 ★★★☆☆

帯に軽躁なる日本人へと書いてあり、まさに自分のことだと思いながら読んだ。
海軍と英国から多くの影響を受けた筆者の人生や、考え方が読み取れて、とてもよかった。
八章だてで、それぞれの章はとてもまとまっていて良いのだが、全体で一冊の本として通して見ると少し散漫な印象もうけた。孔子から天皇まで。様々な人の見識を問う内容でもあった。
筆者の思いいれが強い、二章の英国、四章の海軍はとても良い章だった。



タイトル商法がなければ・・・
おすすめ度 ★★★☆☆

「急ぎの用はゆっくりと」
「理詰めで人を責めるな」
「静かに過ごすことを習え」という帯の文字。
しかし「だから日本人はいかんのだ!」と説教するものでも、手軽にハウツーをとくものではなく、海軍・軍隊・天皇など近現代のお話を通じて、日本人の美徳についてゆっくり自分で考えさせてくれる本です。

「〇〇の〇〇」系のタイトルでさえなければ・・・・



明治から昭和の日本人の、大人の見識。
おすすめ度 ★★★★★

著者の阿川氏のご意見に全く持ってよくわかり、その痛快な内容に非常に波長が合う思いがする。第1章はいきなり「東條」の話から始まる。和魂(やまとだましい)は明治以降、昭和初期までは確かにあったが、昭和十五年頃以降は軍上層部には無くしてしまい、その代表が東條英機だ。清沢洌氏の「暗黒日記」には、「・・かくの如き幼稚愚昧な指導者が・・」とある。東京帝大の辰野教授は「東條は中学生ぐらいの頭脳・・」と言う。阿川氏が最も嫌悪感を抱く陸軍軍人の代表選手だ。全編を通して主題は「大人の見識」であり、その中で左は嫌い、右も嫌い、海軍が好き、陸軍が嫌い、昭和天皇への尊敬の念、かような阿川氏の独特な随想が面白い。陸軍が嫌いでも立派な陸軍軍人の列挙は忘れず、今村均、本間雅晴、下村定、酒井鎬次、栗林忠道各将軍を挙げられており、ほっと安心した。最後に東條英機が投げ出したポストに就任した鈴木貫太郎首相の見識と品格に触れたく、「終戦宰相 鈴木貫太郎」(花井等著)や「終戦時宰相 鈴木貫太郎」(小松茂朗著」を読みたくなった。



まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★

言うまでもなく最高峰 。これは買わねばならないでしょう!
ホント満点を付けても良い出来です。



阿川弘之 動画

阿川弘之



武内つなよし 阿川弘之 森村あおい