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![]() 大人の見識 (新潮新書 237) |
日本人の国民性を一言で言うと、「勤勉」「几帳面」と言うお定まりの言葉と同時に出てくるのが「軽躁」と言う言葉だそうです。
この「軽躁」と言う言葉の意味は、「落ち着きがなく、軽々しく騒ぐこと」と言うことのようです。 言われてみれば、確かに、日本人はその時は大騒ぎするけれど、すぐに忘れてしまうことが多そうです。 熱しやすく、冷めやすい。 かつて、武田信玄はこの「軽躁」の反対の言葉「静謐」を求めました。 更には、今昔物語を引いて「和魂(やまとだましい)」と言う概念がもともとあったんだと語ります。 「和魂」とは、「日本人なら持っていて然るべき大人の思慮分別」です。 これが、太平洋戦争中は、「大和魂」と言う形で歪んで使われてしまったとしています。 こうした考え方は、英国の「知恵(wisdom)」に非常によく似ており、武士道とジェントルマンと言う概念は似たところが非常に多いと語ります。 そこから、この「知恵」と「ユーモア」、「フレキシビリティ」の大切さを訴えます。 今日本人に必要なことは、“Study to be Quiet(静かに過ごすことを習え)”だとしています。 確かに、もっとじっくり落ち着いて考え、行動する癖を付けた方が良いのかも知れません。 |
![]() きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本) |
今を遡ること30年以上も前の幼稚園時代に、この本を元に描いた絵が市と県の展覧会で表彰されて、この5月の連休に偶然実家のある静岡のデパートで見かけた本を懐かしくて購入しました。 3歳になったばかりに自分の子には難しいかなと思いましたが意外や好評。 結局さいたま新都心の鉄道博物館まで実車を見に行ったくらいでした。 本自体は其の存在が現在でもあることに自分の父もびっくりするくらいの昔の本ですがいいものはいつでも廃れません。 |
![]() 米内光政 (新潮文庫) |
米内という人は作中で何度も語られるが、寡黙でその心中を読み取りにくい人物であったという。こういう人を小説の題材として描くにはどうしても周囲で接した人々の証言が重要な鍵となってくる。著者はそれが為に多くの米内を知る人の証言・伝聞を調べ上げ、彼の事績をつむいでゆく手法をとった。
前半中盤までそのエピソードや人の証言、文献の引用が多いため、読むに少し辟易する部分もある。しかし、後半、米内が小磯国昭内閣海相として政界に復帰、終戦に尽力する過程から物語に哀愁が帯び始める。米内のよい部分もマイナスとなるエピソードも、総合的に書いて彼の人となりを浮かび上がらせるという構成だが、最終的には成功しているといえる。阿川氏の小説手法は、題材とする人間の周囲を克明に描く事で、主人公の確かな手触り、実像を浮かび上がらせようとするものなのである。 日本最後の海軍大臣として、血圧250を越える身体で終戦の為に闘った米内。寡黙で断片的な発言が多かっただけに、その評価は分かれるところである。作中でもその評価の二分した様が何度も描かれる。しかし米内自身の言葉に表れずとも、その意志の明確なる様を、周囲の人々の動きや言葉によってこの小説は強く描きあげている。小説の題材になりにくい無口な主人公を「無私」ということを鍵に巧みに描きあげた本書は名著である。 大勢が誤った方向に進んでゆくとき、いかに己の考えを偏らせないで一定に貫くという事が難しいか、よくよく思い馳せてみれば米内のすさまじさが解る気がする。気力の充実した若いうちに読むことをおすすめしたい本である。 |
ゆうべ 阿川弘之 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!
その美貌からは想像できない歯に衣着せぬトークで人気を集める 阿川弘之。トライアスロンの大会にも参加したことがあるアクティブボディーを限界ギリギリまで披露している。
有名フェスや各地で行われるイベントなどで、ヨーロッパ各地で取り入れられているようだ。
こりゃあようするに一言で言うとあれだ
『 恋愛が与えうる最大の幸福は、愛する人の手をはじめて握ることである。 』( スタンダール )
まあそういうことだ。
日本人の一般的倫理基準-阿川弘之の論説の最終章-
さて「大人の見識 阿川弘之著」も最終章に入ります。ここで阿川はベートーヴェンを交響楽章の終わり方を例にひきます。「もうすぐ終わる。いよいよ終わる。さぁ終わるぞ、ほんとうに終わる。終わった。ついに終わった。」という言葉を例にひきながらも ...
10月14日は【鉄道の日】
<毎日が絵本の日> 10月14日は【鉄道の日】です。 きかんしゃやえもん きかんしゃやえもん 阿川 弘之,岡部 冬彦. JUGEMテーマ:読書.
大人の見識(阿川弘之・著)を読んで
最近分別のある大人(おっさん)の無分別、非常識な発言が問題になっています。浅生...
スタッフのひららんです!! 今日は、とっても真面目に広島の賢人の ...
どなたでもご存知の、宮沢喜一さん(元内閣総理大臣}、平山郁夫さん(画家)、織田幹夫さん(オリンピックの陸上選手)、阿川弘之さん(作家)、新藤兼人さん(映画監督)などなど。 そして・・・恥ずかしがなら、この方が広島県ご出身だとは知らなかっ ...
藤原正彦『国家の品格』について
5月10日に、阿川弘之『大人の見識』について記した。その頃、遅れ馳(ば)せ乍(なが)ら『国家の品格』も一読していたので、米国発金融危機を機に再読してみた。 論理は明快であり、多くの断定的な箇所に筆者の人の好さを感ずるものの、世代によっては ...
失われた時を求めて
阿川弘之、井上靖、宇野千代、遠藤周作、大江健三郎・・・ 文庫本の棚を見渡していると、携帯電話に訃報が飛び込む。 「H君のお母様が亡くなりました。」 目的の本は『プルースト大全集』全五巻で、これをカードで支払い、喪服に着替えるため家へ戻る。 ...
言葉と礼節 阿川弘之座談集
言葉と礼節 阿川弘之座談集.
書評:「雲の墓標」 阿川弘之著 新潮文庫 ほか
阿川弘之氏により、昭和33年(戦後13年たって)に発刊されたものである。 京大文学部の学徒出陣で、海軍に入隊して、「操縦」を希望して、土浦海軍航空隊で訓練を受ける。 友を思い、父母を思い、いずれ日か学問の道に戻ることを夢みながら、最後は空しく ...
阿川弘之著「大人の見識」
功成り名を遂げて文化勲章まで受けられた阿川さん、題名を「老人の不見識」にした方が面白いかも知れないと冗談を言われたとか。冗談じゃありません、「老人の不見識」という題名の方が面白いどころかはるかに内容に即しています。 ...
[歴史] 『井上成美』 阿川弘之 著
・[http://d.hatena.ne.jp/y2007/20080720/p1:title=「山本五十六」]、[http://d.hatena.ne.jp/y2007/20080727/p1:title=「米内光政」]に続いて、阿川氏の海軍三部作ということで、購入。 ・3部作を通じて、日本帝国海軍に、しかも、偉い人に少数で ...